3歳年上の姉・莉彗子は、2014年プロテスト合格。莉翔子は今季のステップ・アップ・ツアーで初のツアー参戦となっており、ステップで姉妹競演をしていたが、2度目の挑戦となるプロテストを突破し、LPGA会員として同じ立場に立つことができた。
姉は自身の出場する試合後、富山県にある最終プロテスト会場に移動し、応援に駆けつけ、合格を見届けてくれた。「喜んでくれてました。応援してくれた周りの方々はみんな不安だったらしくて。自分ではけっこう自信を持って戦っていましたが、周りの方々のほうが、ご飯を食べられなかったり、寝れなかったりとかしていたみたいです(笑)」。
ゴルフが趣味の両親の影響で先に始めていた姉に続く形で、9歳から坂田塾に入り、クラブを握った坂下。幼い頃からプロゴルファーが夢だったが、真剣な思いが芽生えたのは中学時代。「全国大会に出場できたのですが、ほとんどビリのほうやったんです。でも、すごく悔しさがあったと同時に、ゴルフが楽しいなと思えましたね」。
高校は兵庫の名門・滝川第二へ。そして卒業後は大学ゴルフ部では古くからの歴史を誇る同志社大学に進学。ゴルフを始めた当時と同じように、高校、大学と姉が辿ってきたルートを追った。1年時には、4年でキャプテンを務めていた姉をととも団体戦を戦い、2年時には『日本女子学生ゴルフ選手権』を制した。
大学時代には、いまも指導を受ける水巻善典に出会った。ツアー7勝の実績を持ち、現在も国内シニアツアーで活躍する水巻は同大で特任コーチを務めていた。坂下は大学卒業から1年後となる今年3月に、水巻の所属する鳴尾ゴルフ倶楽部にお世話になり、本格的に指導を受けるようになった。
おもにメンタル面でも言葉で助けられていると坂下。最終プロテスト最終ラウンドの朝も、緊張のあまり師匠に電話。「"どうしましょう?"といったら、"自分が良くても、周りが良かったら通らないし、逆に自分が悪くても、周りがもっと悪かった通る。だから自分のゴルフに集中して頑張りなさい"っていって下さって。落ち着きましたね」。
また同コースには、今季ステップ・アップ・ツアーで賞金女王に輝いた谷河枝里子が所属。水巻いわく谷河が今季大活躍した理由は「年下の子が入ってきて、責任感が出てきた面もある」と語っていたが、谷河自身も「彼女のほうが練習するんです。"アプローチ一緒にしませんか?""パター教えてください"って逆に引っ張られていましたね(笑)。でも試合では、私がいい成績を残して見せたかったし、彼女はプロテストがあったので、絶対に受かってもらわないといけなかった」。先輩に好影響を与え、自身もプロテスト合格。良縁に巡り合えたということだろう。
趣味は食べ歩きで、甘いもの好き。いま一番欲しいものを聞くと「高くていい靴ですかね。いろいろな場面で使えますから」と現実的かつ今どきの女性らしい答えが返ってきたが、少し変わった?一面も…。中学時代はトレーニング目的もあり、3年間柔道部に所属。初段まで取ったが、入部の理由は「友達がみんな入るとていっていて、(見学したら)先輩たちに綺麗な人が多くて、その人たちが柔道をやっている姿がかっこいいなと思ったんです」。
得意のパッティングを武器にツアーを戦っていくが、目標は「5年後…28歳でメジャー大会で優勝できたらと思っています。悔いのないように頑張っていきたいですね」。
坂下莉翔子 プロフィール
●所属/鳴尾GC
●出身地/兵庫県
●出身校/同志社大学(京都府)
●生年月日/1994年1月11日
●身長/158cm
●体重/54kg
●血液型/A型
●ゴルフ歴/9歳〜
●得意クラブ/パター
●1W平均飛距離/230ヤード
●プロテスト受験回/2回目
●趣味/食べ歩き
●好きな色/白、赤
●スポーツ歴/水泳、テニス、柔道
●目標とするプロゴルファー/水巻善典
●ファンへのメッセージ/
注目度が高い選手が多いですが、同期には負けたくない。得意のパターで多くバーディを獲って、いい笑顔を見てもらえるように、みなさんを笑顔に出来るよう頑張りたいので応援よろしくお願いします。
●地元自慢してください!/
六甲山、摩耶山から見る夜景はすごく綺麗です。海も近く、「ちょっといきたいなぁ」と思ったらすぐいけるのもいいですね!