復帰2戦目のイ・ボミは徐々にショット復調 「昔の自分と比べずやっていく」

＜北海道meijiカップ 事前情報◇2日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース（6,493ヤード・パー72）＞

先週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で、6月の「宮里藍 サントリーレディス」以来6試合ぶりのツアー出場を果たすも、1ストローク差で予選落ちとなったイ・ボミ（韓国）。復帰2戦目となる「北海道meijiカップ」は、先週得たショットの手ごたえを持って挑む。

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2016年大会を制した思い出の残るコースだが、「あのときは調子が良くて、ショットのコントロールがすごく良かったことをいまでも覚えています。“どうやって私は上手くプレーしていたの？”と思うくらい」と、当時とは状況が違う。だが、「先週はショットが徐々に良くなってきて、“これからいけるな”と感じました。コースは難しいですが、速いグリーンは好きなので、頑張りたい」と意気込む。

ツアー離脱中は腸の炎症に襲われ、入院したことで体重が2〜3kg落ちたが、いまでは元に戻り、久々のツアー出場後も疲労感はなし。「サマンサ、センチュリーはすごく暑かったと、みんなに聞きました。韓国も38度近くあって、休んでずっと部屋にいる日がありました。北海道は、昨日までは暑さがありましたが、今日は涼しくていいですね。食べ物は美味しいですし、楽しい」と、開幕前日のプロアマ戦後には、晴れやかな笑顔を見せた

今季ここまでは12試合の出場で賞金ランクは90位（4,019,333円）。「前半戦はショットが悪く、成績も出ない…以前の良い時期の自分と比べてしまい、ゴルフが楽しくできていなかった」と精神的に厳しい状況が続いたが、「いまは成績面をあまり考えず、気持ちを強く持って、ほかの選手や昔の自分と比べずに、徐々にいいときのスイングを目指していきたい」と、まずは自信を取り戻すことから始めていく。（文・標英俊）