毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【大東建託・いい部屋ネットレディス編】。

【写真】ローアマのトロフィーをジッと見つめる安田祐香

初日からアマチュアが大会を盛り上げた「大東建託・いい部屋ネットレディス」。大会初日には安田祐香（滝川第二高等学校3年）が6アンダーをマークして単独2位スタート。最終的に優勝した黄アルム（韓国）に3打差の3位タイに食い込んだ。

2日目には西村優菜（大阪商業大学高等学校3年）がその日のベストスコア「66」をたたき出し、7位タイまで浮上する活躍で予選突破。同じく予選通過を決めた古江彩佳（滝川第二高等学校3年）は最終日に3つスコアを伸ばし、11位タイで大会を終えた。

全員高校3年の将来有望なトリオ。最終日のプレー終了後、3人がそろった貴重な3ショットを撮影したのは、上山敬太カメラマン。「上位争いしていた将来のスター候補の集合写真を撮りたかった」と、満点笑顔の3人を激写した。

「安田さんを撮影していて思ったのは、アマチュアの皆さんはとても落ち着いているということ。上位にいるのに表情を変えませんし、ほかの2人も難なくアンダーパーで回ってきます。来年はプロテストを受験されると思いますが、その前にアマチュア優勝を果たしてもおかしくないですよね。できれば、今回撮影した3人が最終組で優勝争い。そんなことになったらツアーはますます盛り上がるでしょう」（上山カメラマン）