ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

3度目の惜敗も… 優勝争いで感じた小祝さくらの変化

3度目の惜敗も… 優勝争いで感じた小祝さくらの変化

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年7月22日 16時23分

<センチュリー21レディス 最終日◇22日◇瀬田ゴルフコース 西コース(6,518ヤード・パー72)>

今シーズン3度目の首位スタートも初優勝にはつながらなかった。「センチュリー21レディス」最終日、2位に1打差をつけてスタートした小祝さくらは、4バーディ・4ボギーの「72」とスコアを伸ばせず。米国のアマチュア、クリスティン・ギルマンに敗れ2位タイで大会を終えた。

【写真】小祝さくらがドレスに着替えたらこうなる

今までの優勝争いの経験を存分に生かしたはずだった。「今回はいつもと回る前の気持ちも違っていました。昨日、辻村明志コーチからも“逃げるゴルフをしないで攻めていこう”と言われていたので、その気持ちを持ってやりました」。ともに惜敗した5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」、先週の「サマンサタバサレディース」の時とは違う、アグレッシブな気持ちが表情からもあふれていた。

実際に序盤は小祝がペース作った。出だしの1番はバーディを獲った同組の2人に対してパーとしたが、慌てずに3番で手前3mを沈めてバーディ。1番で並んだギルマンを再び突き放すと、4番パー5でもレイアップした3打目を1.5mにつけて連続バーディを奪取した。「4番でバーディを獲ったときは流れも悪くなかった。そこまでは自分も(優勝の)チャンスがあると思いました」。

だが、「そこからがダメでしたね」と小祝自身が言うように、5番以降で思うようにスコアを伸ばせず。6番で2打目をバンカーに入れて寄せきれずボギーとすると、9番では2打目がグリーンオーバーでOBスレスレ。このホールもボギーとしてギルマンに単独首位を明け渡すと、折り返してからも11番、13番でボギーと流れを作れず。上がり2ホールで連続バーディを奪って2位タイには滑り込んだが、目標の初タイトルはそのとき、すでに遙か先を走っていた。

結果だけ見れば、「今回も最終日に伸ばせなかった」というしかない。だが、本人が「プレースタイルはこれまでと違った」というように、パッティングでは弱気なショートは見られずカップまで届いていたし、ショットでも攻めの姿勢は崩れていなかった。これまでの優勝争いとは違う、明らかな変化が見られた。少なくとも優勝したギルマンにして「彼女は素晴らしい選手。とにかく曲がらないし、素晴らしいショートゲームを持っている。私のベストが出なければ勝てないと思った」と言わしめるまでにはプレッシャーをかけられていた。

ただし、ティフトンの混じったラフからのショットであったり、課題としていたパッティングはこの日も32パットとまだまだ改善の余地はありそうだ。「これまで通りだと同じ結果になってしまう。次にチャンスがきたら、今日ダメだったことを考えながらやっていきたい。優勝を目標にやっているので、また次の試合から頑張りたい」。最後まで涙を見せること無く気丈に語った20歳。最後に吐き出した「優勝はそう簡単にできない」という言葉が、小祝をもっと強くする。(文・秋田義和)

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト