5月に行われた「リゾートトラストレディス」以来、約2か月ぶりに日本ツアーに出場するアン・シネ(韓国)が、この2か月間で以前のスイングに戻したことを明かした。
【連続写真】セクシー・クイーンはスイングを原点回帰
「元々パワーがある方ではないので、少しでも高めよう」とシネはオフに飛距離性能を高めようとスイングを改造。2月からシーズンが開幕している4月までは約2か月間に渡る入念な合宿を行い、ジャスティン・トーマス(米国)のように、ヒザの上下動を使って地面反力を利用して飛ばすスイングへと変化させた。
だが、踏み込んだタイミングでジャンプアップし、パワーを最大限に活用するスイングは諸刃の剣だった。練習では飛距離が伸びても、いざ試合となると「緊張した状態では、上下動を利用するとダウンスイングからタイミングが合わなくなってしまっていて、右に行ったり左に行ったりとコントロールできなくなっていました。それを修正しようとしてさらに狂う悪循環になっていました」と本来の正確性を失った。
結果、日本ツアーでは4試合に出場して3試合で予選落ち。唯一予選を突破した「中京テレビ・ブリヂストンレディス」も39位タイと成績は振るわなかった。また、リゾート-のあと出場した韓国ツアーでも成績は上がらず、コーチと相談して元のスイングに戻すことを決断した。