<明治安田レディス 2日目◇17日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>
今週も好調だ。吉澤柚月は「68」「67」と並べ、トータル9アンダーの上位で決勝ラウンドに進む。「ショットがいい感じで、あとはどれだけパターが入るかでした」。この日のパーオン率は“100%”。実際には2回、ショートサイドのカラーに外したが、ともにパターで決めて連続バーディで締めくくった。
ラウンド後の取材では、この2日間を振り返るより、週末へ意気込む時間の方が長かった。「予選ラウンドはいつも上出来なんです。決勝ラウンドでどれだけ自分のゴルフに徹してできるかが楽しみです」。
QTランク76位で迎えたプロ3年目は、すさまじい安定を発揮している。ここまで出場したレギュラー12試合すべてで予選を通過。メルセデス・ランキングは21位につけ、初シード、そして初優勝への期待は毎週、膨らんでいく。
予選ラウンドの平均ストロークは『70.4583』でツアー1位。12試合中、5度もトップ10で予選を通過した。だが、決勝ラウンドの平均ストロークは『72.2778』で41位。特に第3ラウンドは『72.5833』でオーバーパーだ。3日目が鬼門であることは、本人も重々承知している。
「気持ちが前に出ちゃうのが、自分の性格的にはダメなんだと思います。私は良くない方に行きがち。“無”というか、何も考えずに終わったらスコアが出ていた、という状況を作れるのが一番いい。欲をどれだけ消せるかですね」
「リゾートトラスト レディス」では河本結とのプレーオフに敗れて2位。ゴルフファンにもその名が広く知れ渡ることになり、インスタグラムのフォロワーは約1万人増加した。人気急上昇中で、注目度は高まっている。
「自分の立場は挑戦者。プレッシャーになるというよりは、自分のゴルフができるかどうか。応援は本当に心強くてエネルギーになっています」。あすのムービングデーが初優勝へのカギを握る。(文・笠井あかり)
