<明治安田レディスゴルフトーナメント 事前情報◇15日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>
倉林紅は開幕前から大忙しだ。2週間前の「資生堂・JALレディス」で、史上最多7人によるプレーオフを制し、ルーキー一番乗りでツアー初優勝。月曜日に宮城に“凱旋”すると、お世話になった練習場やゴルフ場などへあいさつに回った。
「たくさんの方が待ってくれていました。“おめでとう”と言ってもらえてすごくうれしかったです」。宮城県出身選手のツアー優勝は史上初。地元待望のニューヒロイン誕生に祝福の声は絶えず、感謝を伝えたい人が多くいる。時間が足りないという忙しさもうれしい悲鳴だろう。
明治安田がタイトルスポンサーとなって2回目を迎える今大会。9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」とあわせ、宮城開催のツアーは昨年から年間2試合に増えた。「地元の方が一番喜んでいます。会える回数が増えてうれしいって言ってくれる。プロになって初めての地元開催なので、いいプレーをして恩返ししたいです」と、自然と力が入る。
初優勝を挙げたことで周囲の期待もより大きくなった。「プレッシャーはあるけれど、いい形に変えられると思う」。昨年のプロテストに合格した98期生の同期からは「“おめでとう。私も勝つ”と強気の圧をかけられた(笑)」と祝福を受けた。「また優勝したい」と、2勝目へのどん欲さを隠さない。
今週は車で15分ほどの実家から通う“超地元”。練習日にはキャップ右サイドにロゴをつける、宮城銘菓『萩の月』を配って歩く姿もあった。地元開催を盛り上げようという思いも人一倍だ。
コース近くには行きつけの焼肉屋がある。「家族で行こうと話をしています。カルビの脂がイイ感じ。アマチュアのころも優勝のご褒美で行っていました」。地元での凱旋優勝となれば、ご褒美の味もさらに格別になる。(文・笠井あかり)
