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“逃げのエリカ”が狙い通りのポールポジション ツアー4勝目へ「単独首位で終わりたかった」

“逃げのエリカ”が狙い通りのポールポジション ツアー4勝目へ「単独首位で終わりたかった」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年3月31日 17時19分

ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇31日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,564ヤード・パー72)>

4度目の優勝へ、体勢は整った。「ヤマハレディース」3日目、首位から出た菊地絵理香が4バーディ・3ボギーの「71」とスコアを1つ伸ばし、トータル6アンダーで単独首位をキープ。絶好の位置で最終日を迎える。

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調子の違いにも実力者は動じなかった。昨日まではショットが悪く、パターが好調。だが、この日はショットの感触はいいのに、パターが決まらない。一夜にしてがらりと変わるゴルフの難しいところ。それを上手くコントロールした。

5番、6番でピンに絡めて連続バーディを奪うと、その後もボギーを叩きつつも粘りを見せて15番までに3バーディ・2ボギー。16番では2打目をグリーン右のバンカーに入れてピンまで25ヤードと嫌な距離が残ったが、「ここが大事」と集中して1mに寄せてパーをセーブ。17番でボギーを叩いたが、最終18番パー5で奥2mにつけると、「単独首位で終わりたい」と執念でねじ込みバーディ締め。要所を抑えてポールポジションに立った。

どうしても単独首位で最終日を迎えたかった理由は二つ。一つは過去3回の優勝が全て単独首位からの逃げ切りであったこと。そしてもう一つはコース。「バーディが中々獲れない葛城では、追いかけるのはしんどい。もちろん逃げるのも大変だけど、どちらかといえばまだいい」。

過去3勝は全て逃げ切りであると同時に、全てが春の大会というのも共通点。「春先の芝、グリーン周りは好きじゃないし、得意なイメージはない」と本人も未だに謎だが、良いジンクスはあるに越したことはない。「ここは地味なプレーがいい。シビアなショット、パッティングが問われる厳しい戦いになると思います。ガツガツ行き過ぎず、我慢しながらやれたらいい」と見据えるスプリングガール。“春×逃げ”は菊地の勝利の方程式だ。(文・秋田義和)

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