小田:周りがね。「どうした?」って。本人は「ギアのこともあるし、スイングのこと含めて本調子じゃないから、その中では頑張っているわ」という気持ちでも、周りが「どうした、どうした?」ってなると、本人も「だめなんだ、今じゃ」ってなっちゃう。
森口:ちょっと話がずれるかもしれないけど、モチベーションということでいえば、ボミさんも16年はオリンピックを目指していたよね。出場するために世界ランキングを上げようと、海外に行っては帰ってきてというスケジュールは大変だったと思う。宮里美香さんがオリンピックに出るためにワンランクでも上げなきゃいけないということで頑張ったけど出場できなかった。そのとき、「出られなかったことで目標を見失った」というわけ。それを聞いて今の子にとって、オリンピックに出るか出ないかはすごく大きいんだなと思った。
小田:その年の女子オープンのとき、倒れる寸前でしたよね。五輪出場、賞金女王の両方ですごく疲れているなって感じた。プレーを見ていて、このままストンって倒れるんじゃないかってくらい。
村口:夜も眠れないくらいいろいろ考えていたんだと思います。
小田:オリンピックでいうと、私は米国女子ツアーの解説をやることが多いのですが、ユ・ソヨンさんがあれだけの選手なのに、韓国では「オリンピックに出られないような選手は本当はゴルフが下手なんだ」という評価だったんですって。そういったこともあって「ゴルフをするのが怖かった」っていっていて。世界ランキングでこんなに上なのに、そんなにいわれちゃうんだってびっくりしました。