そのアドレスが大きく変化した。「アドレスでの下半身の安定感、安心感、全体の雰囲気、オーラが大きくみえるようになりました。以前はアドレスから上体に力の入ったような気持ち悪そうな感じが見受けられましたが、今は感じられません。あの綺麗なアドレスの状態があれば打ち急ぎもなくなり、アライメントに対して狙ったところに狙っていけるはずです」
16年の後半、そして17年は自信を持って振れていた。「それが一番大事なことなんですよね。ここまでのレベルにくるプレーヤーはスイング技術云々よりも気持ちが重要です。今年はあそこに運ぶんだという気持ちが見えたし、しっかり自信を持って振れていました。今年の比嘉さんは間違いなく自分に勝てていました。それが今年の攻撃的なショットにつながったと思います。あれだけ振り切れれば飛ぶし曲がらない。そりゃイーグル数上位にになりますよね」
また、2016年からクラブ契約フリーであることも「振れるようになった理由の1つ」という。「ギアでスイングをカバーしている部分もあると思います。現在ドライバーはPINGの『G400 LS TEC』、フェアウェイウッドはキャロウェイの『GBB EPIC Sub Zero』と重心深度は深く、重心距離が大きい部類のクラブためフェースが返りづらい。フェースが必要以上に返りづらくなったので更に安心して振っていけるようになったと見ています」
「加えてPWを除いたウェッジを3本入れて、ショートゲームもストレスなく対処できるセッティングにしています。ギアの工夫も比嘉さんが良くなった理由。スイングとギアのマッチングが今年の成績やイーグル数につながったのでしょう」。キム・ハヌルやテレサ・ルーといった選手が取り入れているPWを含めたウェッジ4本体制も10個の二重丸を後押しした。
なお、昨年の1位は史上初となるシーズン3度のホールインワンを達成したキム・ハヌル(韓国)の8個だった。ちなみにその内、パー5で奪ったものは最終戦の1つのみ。如何にアイアンショットの精度が高いか分かる数字だった。