そう思うほど、2015年と2016年の賞金女王となったイ・ボミの強さは、2017年の前半から陰りが見え始めていた。
なかなか優勝できないばかりか、珍しく予選落ちも経験した。それでも8月の「CAT Ladies」で1勝し、翌週の韓国ツアーのハイワンリゾート女子オープンでホールインワンするなど3位タイで完全復活したかに思われたが、そこから再び成績は下降をたどった。
賞金ランキング23位でシード圏内の順位を確保はしたが、1シーズンで予選落ち4回は、日本に来てからのワースト記録。裏を返せば、それだけボミが安定した成績を残してきたということだが、一番納得していないのは本人にほかならない。
「ショットの感覚が戻らない」
今年は何度、この言葉を聞いただろうか。“ツアー屈指のショットメーカー”と言われるほど、正確無比なショットは鳴りを潜め、トーナメントの中継でも中々、テレビに映ることも少なく、成績に比例してメディアの露出も少なくなった。