出場権獲得圏内から漏れていると勘違いして、涙を見せた場面は、背負う期待の大きさの表れだろう。
アマチュア時代から"特別な存在"だっただけに、プロとしての自身の責任も自覚している。以前、地元の話を聞いたときに、彼女から出てきた悩みは、鹿児島のジュニアゴルファーが減っていることだった。
「大会の出場人数を見てもわかりますし、私たちの時代よりも本当に減ってきているんです。だから少しでも多くの子にゴルフを始めてもらいたいと思っていますし、私にも何かできることがあるんじゃないか?とも思っている。いまは出来ないかもしれませんが、将来、鹿児島のジュニアのためにレッスン会を企画できたら嬉しい」
長年女子ゴルフの引っ張ってきた宮里藍が引退を決断した2017年。プロへの一歩を踏み出した黄金世代が、ジュニア年代に影響を与えて欲しいと願う関係者やファンは多いだけに、勝の言葉は頼もしい。
「プロとしてレギュラーツアーに本格参戦しますが、アマチュアのときよりも活躍したい。来年には、いまの自分とは違う自分を見せられるよう、気合を入れて足りないところを修正したい。初めてプロとして過ごすオフ。手探りをしながら取り組んでいきたいですね」