＜富士通レディース　2日目＞◇18日◇東急セブンハンドレッドクラブ(6,588ヤード・パー72)

千葉県にある東急セブンハンドレッドクラブで開催中の国内女子ツアー「富士通レディース」2日目。初日トップに立った福嶋晃子との飛ばし屋対決を制したのは、若手女子プロ屈指の飛距離を誇る三塚優子だった。

先週は風邪で欠場した三塚だが、「休んだあとはワクワクする」と試合を楽しめたのが功を奏したのか、「ショットの調子が良い。イーグルも寄せようと思ったのが入った」と語るように、好調の波に乗りってどんどんスコアを上げていき、7番でのイーグルをはじめ、6つのバーディを奪うなど完璧なゴルフを展開。初日に福嶋晃子が出したコースレコード“63”に迫る「自己ベスト」64で廻り、単独首位に躍り出た。

昨日は「ラインがよく見える」と言った福嶋だが、この日は一転して「1日中ラインが読めなかった。疲れてました」と語るようにラウンド中にしゃがみこむ姿も見られた。前半はボギーこそ無かったもののバーディ奪取は2つに留まり、後半に入ると13番から15番では3連続ボギーを叩き失速してしまった。「今週はトップ10に入れれば100点」と控えめなコメントを残した福嶋だが、李知姫(イ・チヒ/韓国)に明け渡していた賞金ランキング首位奪還を目指すべく、最終日に猛チャージを見せてくれるか。

また、今季は何度も優勝争いに顔を出しながら未勝利の横峯さくらは、「風のジャッジに悩まされた」とのコメント通り、風を読みきれず3バーディ・4ボギー、トータル4アンダーと出入りの激しいゴルフを展開し、11位タイでホールアウトしている。