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【どこよりも早いスイング解説】“コンパクト”にして球が強く 渡邉彩香はねじれの少ないストレートヒッターに

【どこよりも早いスイング解説】“コンパクト”にして球が強く 渡邉彩香はねじれの少ないストレートヒッターに

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年3月9日 19時16分

女子ツアーきってのパワーヒッター渡邉彩香、彼女の飛ばしのテクニックとは?
女子ツアーきってのパワーヒッター渡邉彩香、彼女の飛ばしのテクニックとは? (撮影:福田文平)
「ダイキンオーキッドレディス」で始まった今年の国内女子ツアー。今季の活躍が期待される選手のスイングを、ツアープロコーチの辻村明志氏にどこよりも早く解説してもらった。

【連続写真】若き大砲は“コンパクト”に!?スイングに苦しむアマチュア必見!

第7回目は2年ぶりの優勝を目指す飛ばし屋・渡邉彩香。昨年苦しんだ若き大砲のスイングはどう変わって見えたのか。

昨年の不調について「去年は苦しんだ渡邉選手ですが、スイングで言うと特にタイミングが悪かった」と辻村氏は分析。「オーバースイングが悪いというわけじゃないですが、渡邉さんは振り上げる感じがあって、体がねじり終わってるのにヘッドが動いていました。その結果、トップで“体の静”と“クラブの静”が合わないため安定した間合いがとれてませんでした。加えてヘッドが“上から外から”かぶって入り、出球が大きく左に出て安定していませんでした」。

それが今年はがらりと変わっていたという。「スイングがすごく“コンパクト”になっていました。手の余計な動きを無くして体の捻転が大きくなっていましたね。その結果、トップにおいて体と道具の決まりがピタっと同時になり、タイミングがすごく良くなりました。トップが決まれば後は振り下ろすだけ。トップは仮想インパクトともいえます。そこでしっかり合えばインパクトまでにやることが少なくなります」。

「さらにトップで余分な腕の余りがなくなったことで、“上から内から”おりてきてます。手打ちが少なくなりインパクトゾーンが昨年より“レベル”に近づいてましたので 出球のラインが安定していました。加えてテークバックでは、手首のコック始動だった昨年と違い、今年はコックの動きをおさえてます。こうしたところも、手を使わずに体を使ってスイングできている要因の1つだと思います」。

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