国内女子ツアー第17戦「アース・モンダミンカップ」を終えて、最新のメルセデス・ランキング（MR）が発表された。
MRとは国内ツアー、および海外女子メジャーの順位をポイント（pt）に換算し、年間を通じての総合的な活躍度を表すもの。シーズン終了時に50位内の選手には翌年のシード権が与えられる。また、1位の“年間最優秀選手”には4年のシードが付与される。
今大会でシーズン2勝目を挙げた小祝さくらが300ptを獲得。今季通算を1555.37ptとして、3位から2位に浮上した。1位・竹田麗央との差を一気に縮めた。
海外メジャー「全米女子プロ」に出場した竹田は、32位タイで34ptを加算。JLPGA公式サイトのランキングには今週の「資生堂 レディス」終了時に反映されることになるが、いわば“裏ランキング”でのポイントは1621.16ptとなっている。
そして“裏1位”ともいえるのが、全米女子プロで2位タイに入った女王・山下美夢有だ。この奮闘で373.33ptもの大量点を獲得。通算1668.46ptで竹田を抜き去り、裏ランキングの1位に躍り出た。
ランキングトップ5のうち、シーズン未勝利は山下のみ。ただ、今季は出場13試合すべてで予選を通過し、いずれもトップ20入り。海外メジャーを除いた直近8試合中7試合でトップ5入りと、いつ勝ってもおかしくない好成績を出し続けている。抜群の安定感で3季連続の年間女王を手中に収めるつもりだ。
4位に岩井千怜（1139.14pt）、5位には鈴木愛（1010.45pt）が続いた。アース・モンダミンカップで単独2位に入った安田祐香は180ptを獲得し、43→21位にジャンプアップした。
