最終戦『リコーカップ』終了後には「この2〜3年が勝負だと思ってオフからやってきましたが、こんなに早く結果として出るとは思わなかった」と充実したシーズンではあったものの、「(来年は)私が背負っていくというか…日本ツアーですし、外国人選手に勝ちたいと思ってやっています。もっともっと技術を磨いていかないと置いていかれてしまうと思う。トレーニングもゴルフの練習ももっとしないと。来年は30歳の節目の年だし、勝負だと思っているので、振り返ったときに“あのときたくさん練習したな”と思えるように特訓します」と語った笠。日頃からアドバイスをもらう男女2人の元賞金王、片山晋呉&古閑美保のエッセンスを取り入れつつ、来季は賞金女王だけを狙って戦っていくことだろう。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、濱美咲らを指導。上田の出場全試合に帯同し、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。