【関連】家族で優勝カップを掲げる畑岡奈紗
−改めて畑岡奈紗の優勝について
日本女子オープン史上初のアマチュア初優勝。よく頑張ったの言葉しかない。「ヒルズゴルフトミーアカデミー」にきて合格者となり、第1回目の合宿で感じたことは、あんまり目立つ子ではなかったが身体能力は高いということ。鍛えれば面白いと思っていた。そして教えているときに脇目をしない、しっかりと話を聞いている。そこに関心した。
昨日の最終調整の時にも、「疲れてくると出やすい癖があるから、血液と体液を回すようにその場ジャンプするといいぞ」というと素直に試合中、ピョンピョン跳ねる姿が見られた。逃さず聞いて、実行していたのが印象的だった。
−アカデミーの合宿では
合宿では試合のプレッシャーを味わえる方法がないので、合宿中に白組赤組に分けて競い合わせる。スコアをつけて差が大量に開いたらプレーオフはなし。そこまで開かなければプレーオフをさせた。3ホールのプレーオフで、それぞれ3人ずつ選手を出して残りは応援させる。代表選手に奈紗を選ぶと「なんで私がプレーオフに?私のせいでチームが負けたらどうしよう…」と、はじめは言っていた。
それでも、提出されたレポートの感想を見ると「なんで私が?」から「いい意味のドキドキがあり楽しかった」と気持ちの変化が書かれていて、光る闘争心が見えた。根性、やる気があると感じられた。課題を出すと必ず期待以上の成果がかえってくる楽しさがあったね。