負けた日は母・美江さんに「もう勝てないかもしれない」と弱気な言葉をもらすこともあった。今週は高校生以来というクロスハンドで3日間パッティングをしてきたが、この日は順手に戻すなど試行錯誤を繰り返してきた。先週は優勝を逃した後、表彰式が行われる最中に1時間居残り練習。積み重ねてきたたゆまぬ努力が、2個目のメジャータイトルを連れてきてくれた。
今季は国別対抗戦「インターナショナルクラウン」や海外メジャーに出場し、これまで以上に米国ツアーに対する思いが強くなった。「パワーも技術の引き出しの数も違う」、ハイレベルな戦いは刺激の連続だった。「挑戦してみたい。英語ができないので、会話、食事、移動、すべて大変になると思う。でも、それ以上に得られるものがあると思うんです」。
目標を達成する一番の近道は、11月の日米共催大会「TOTOジャパンクラシック」で優勝すること。勝ったら、「来年にもいきたいですね」。世界への扉を開けるために、これからもさらに研鑽を積んでいく。