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今年こそ“仁井が1位”? 21歳のオールラウンダーが初Vへ【初シード選手紹介】

ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【仁井優花・21歳】。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年2月1日 12時00分

オールラウンダー・仁井優花。今年は初優勝なるか
オールラウンダー・仁井優花。今年は初優勝なるか (撮影:福田文平)

2024年の国内女子ツアーが2月29日にいよいよ開幕する。昨年は多くの若手たちが実力を発揮してシードをつかみとったが、ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【仁井優花・21歳】。

仁井優花のレーダーチャート

仁井優花のレーダーチャート



2002年生まれの選手としては岩井明愛・千怜ツインズの陰に隠れがちだが、この仁井優花(にい・ゆうか)も将来有望だ。2021年のプロテストで合格を果たすと、プロ2年目の昨季に才能の片りんを見せた。

開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」で自身初のトップ10入り。夏場にやや調子を落としたものの、シーズン通して安定したプレーを披露し、トップ10入りは8回を数えた。2位タイになった「樋口久子 三菱電機レディス」では、同郷の先輩・山下美夢有らとし烈な優勝争いを繰り広げた。

目立ったウィークポイントがないのが仁井の強みだ。主要スタッツを見ると、平均パット数(37位)やドライビングディスタンス(42位)、フェアウェイキープ率(19位)など、軒並み高水準。まだまだ発展途上とあって、伸びしろは十分だろう。

アマチュア時代には度々山下の後塵を拝していたこともあって「『仁井が2位』ってよくいじられました(笑)」というのは本人談。今年、ツアー初優勝を挙げた暁(あかつき)には“仁井が1位”という見出しが躍ることになる。

【2023シーズンの主要スタッツ】
・平均ストローク:71.47(31位)
・パーオン率:67.89%(44位)
・平均パット数:1.80回(37位)
・ドライビングディスタンス:239.57ヤード(42位)
・フェアウェイキープ率:70.63%(19位)
・リカバリー率:64.21%(28位)

■仁井優花(にい・ゆうか)
2002年10月8日生まれ。大阪府出身、大阪学院大高卒。6歳からゴルフを始め、2017年の「関西ジュニア」を制するなど頭角を現す。21年のプロテストで合格すると、23年にはメルセデス・ランキング27位で初シードをつかんだ。同郷の先輩・山下美夢有とはプライベートでも親交が深い。身長163cm。エレコム所属。

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