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渋野日向子との初ラウンドは「楽しかった」 川崎春花が人生最多ギャラリーの前で見せた“胆力”

渋野日向子との初ラウンドは「楽しかった」 川崎春花が人生最多ギャラリーの前で見せた“胆力”

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年10月28日 17時15分

大ギャラリーにも動じず 川崎春花が新人離れの胆力を見せつけた
大ギャラリーにも動じず 川崎春花が新人離れの胆力を見せつけた (撮影:米山聡明)
樋口久子 三菱電機レディス 初日◇28日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>

昨年大会初日のギャラリーが2902人だったのに対し、平日ながら今年は5587人が足を運んだ会場。そのなかで最も大きな注目を集めた組で、ルーキーの川崎春花は2週連続優勝へ向け“ノビノビ”とプレーした。

シブコと笑顔で健闘を称えあう川崎春花【写真】

「1番ティにあがったときから、ギャラリーの数にすごいビックリしました。こんな大勢の前でゴルフしたのは初めて。楽しかったです」。19歳はそういって品よく笑みを浮かべる。米国から戻りスポット参戦する前年覇者・渋野日向子と同組というのが、この人だかりの大きな理由。それでも「緊張はしなかったです。すごく楽しくプレーさせていただきました」という肝っ玉には驚かされる。

プレーも、そんな気持ちが表現されたものとなった。スタートの1番から「安定している」というショットを2.5メートルにつけバーディを奪うと、チャンスというには少し距離を残した3番でも6メートルのラインを読み切り見事に決める。その後も切れ味鋭いショットがピンに絡み、終わってみれば6バーディでボギーなし。最終18番で、残り86ヤードの3打目を80センチにつけると、ひときわ大きな拍手を158センチの全身に浴びた。

パーオン率は88.8%と高水準で、それが効果的にチャンスにつく。改めてアイアン巧者ということを印象付けるラウンドになったが、それは「スイングは今はあまり意識せず、しっかりと決め打ちすることだけを考えています」という部分が要因になっていると分析する。狙いを決めたら、迷いなく打つ。シンプルな思考が、しっかりとスコアにつながっている。

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