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猛暑でのプレーと疲れを残さないコツ【原田香里のゴルフ未来会議】

猛暑でのプレーと疲れを残さないコツ【原田香里のゴルフ未来会議】

配信日時:2022年7月13日 11時30分

プレー中だけでなく、プレー後のケアもとても大切です。夜、あるいは翌朝になって熱中症の症状が出ることも珍しくないからです。これを防ぐためのお勧めは水風呂です。どれほど頑張って対策をしても、暑いところでプレーや練習をした身体には熱がたまっています。これを、翌日に残さないために、熱がこもった体を冷やすことは有効です。

冷水シャワーでもいいですが、自分の体に影響がない温度(心臓疾患などがある場合は医師に相談して)の水風呂に入って体にこもった熱を取るほうが効果的な気がして、私はマメに行っていました。日頃から、疲労回復のための交代浴(お湯と水の風呂に交互に入浴したり、シャワーを浴びる)はしていましたが、夏は特に水風呂の重要性を感じていました。プールのあるホテルなどに泊まっていれば、そこで軽く泳いでクールダウンするのも同様の効果があると思いますが、日本だとなかなかそうはいかないので、水風呂なのです。これで1日の疲れをきちんと取って、ぐっすり眠って翌日に備える。この繰り返しです。

きちんと食べることも大切です。熱くて疲労がたまってくると、どうしても食欲が落ちて痩せてしまう、というプロは皆さんの想像以上にたくさんいます。けれども、それでは暑い中でプレーする体力が足りなくなってしまう。だから、多少無理をしてでも食べる努力をします。個人的には、固形物(食ベ物)をきちんと身体に取り込むことが、大切だと考えています。現役の頃、どうしても食欲がないときは、冷ややっこ、冷やしトマト、枝豆などを食べるようにしていました。今の選手たちもトレーナーからの助言、指導に従い、いろいろ工夫していると思います。

最近の私は、バイザーではなく、日除け効果のより高いハットをかぶってコースに出るようにしています。現役の選手たちは、自分のコンディションを保つだけでなく、スポンサーの”広告塔“としての仕事もあるので、できることには限りがあります。でも、練習ラウンドでは暑くなるとハットでプレーしている選手も多いようです。それほど、つばの大きいハットの効果は高いことになります。

いずれにしても、無理はしないこと。お客さんに見ていただき、高い賞金をかけて仕事としてゴルフをしているプロと違い、みなさんの多くは楽しみでゴルフをされているはずです。ちょっとでもおかしいな、と感じたら、その場でやめる勇気も持ってください。暑い夏を、楽しく一緒に乗り切りましょう。

原田香里(はらだ・かおり)
1966年10月27日生まれ、山口県出身。名門・日大ゴルフ部にで腕を磨き1989年のプロテストに合格。92年の「ミズノオープンレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。93年には「日本女子プロゴルフ選手権大会」、「JLPGA明治乳業カップ年度最優秀女子プロ決定戦」勝利で公式戦2冠を達成。通算7勝。その後は日本女子プロゴルフ協会の運営に尽力し21年3月まで理事を務めた。

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