山下美夢有の軸をみてみよう【連続写真】
■フラットに見えて、絶妙な傾斜があるフェアウェイ
指導するアマチュアの六車日那乃のキャディとして、会場となった六甲国際カントリー倶楽部を回った辻村氏。大会アンバサダーを務める宮里藍がピンポジション設定を担当していたセッティングについて、「ひとつひとつに意図がありました。狙っていけるホール、ガマンしないといけないホールが分かれていて、選手たちも頭を使ったと思います」と話す。
18ホールを振り返って一番印象的なホールは、やはり最終18番ではないだろうか。激しい打ち下ろしで、2打目は左足下がりの傾斜が必須になるが、実は傾斜に翻弄されるのはこのホールだけではないと辻村氏は明かす。「神戸の六甲山にある丘陵コースです。足場が左足上がりやつま先上がりになったりと、フェアウェイはフラットに見えて、細かい傾斜が多くあります」。
その「ぼこぼこ」した傾斜に、どれだけ対応できるか。そしてアンジュレーションに富んで締まっているグリーン周りで、どれだけいいパフォーマンスができるか。ティショットからパッティングまで「総合力」の高さが試された。