「打ち方を変えずに、クラブを替えるだけで打感や初速が変わるので、例えばグリーンのスピードなどを加味して使い分けができそう。今週は傾斜があるので、私は(初代の)硬い方がいい。ただスピードが速くて、タッチを合わせたい時は柔らかいフェース(新作)でいいのかな。気分転換にもなりそう」。今後は、コースコンディションに合わせ新旧トラスの“二刀流”になる可能性も示唆した。
またこんな声も。大西葵は、「球の伸びがよくて、ロングパットのタッチを合わせやすい。私はピン型が苦手だけど、(DELMONTEは)ソールが太くて安心感がある。あまりパターを替えないんですけど、いい感じで、使ってみようかなと思っています」と即投入を考えているほどだ。
選手からの注目度も高く、この日用意した「2週間分」のパターは夕方にはわずか数本にまで減っていた。申ジエ(韓国)、穴井詩、成田美寿々らもさっそくバッグに入れ、その感触を確かめる。昨年、優勝者が相次いだ6月から7月にかけてプロに渡す品が無くなるほど人気を博した名器の新作が、ここからまたツアーを盛り上げ存在になるかもしれない。