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98年度生まれ11人目の初優勝 高橋彩華の優勝で感じた“黄金世代”の絆

98年度生まれ11人目の初優勝 高橋彩華の優勝で感じた“黄金世代”の絆

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2022年4月25日 18時36分

涙を流す高橋彩華(右)に駆け寄る木下彩
涙を流す高橋彩華(右)に駆け寄る木下彩 (撮影:上山敬太)
フジサンケイレディスクラシック 最終日◇24日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6447ヤード・パー71>

勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、大里桃子、河本結、渋野日向子、原英莉花、小祝さくら、淺井咲希。1998年度生まれの“黄金世代”による優勝者は昨シーズンまでは9人。2019年「CAT Ladies」を制した淺井を最後に、節目の10人目にリーチがかかってから足踏み状態が続いていた。

両親とともに初優勝を喜ぶ高橋彩華【写真】

そして今月、「KKT杯バンテリンレディス」で植竹希望が10人目の初優勝を遂げると、翌週の「フジサンケイレディス」で高橋彩華が完全優勝で初Vを手にした。これで“黄金世代”の優勝者は「11」人目。吉田弓美子、アン・ソンジュ(韓国)、笠りつ子、原江里菜、有村智恵、服部真夕ら87年度生まれの同学年優勝者記録の「10」人を上回り、ツアー史上最多となった。

「みんなどんどん勝っていって…。わたしだけ置いていかれている感じがしていました」。21年だけでも4試合で最終日を首位で迎え、最終日最終組入りは6回。それでも手に入れることができなかった“優勝”の二文字を、やっと手にすることができた。

高橋は黄金世代の仲間から、下の名前・彩華(さやか)にちなんで“さや姉”と呼ばれている。「優勝おめでとうって言われて。わたしは『つぎ絶対さや姉だから!絶対、絶対だよ』って話していたら、すぐでしたね(笑)」。KKT杯バンテリンレディスで初優勝を遂げた植竹は、高橋とともに“初優勝”を目指してきた。「さや姉のほうが我慢していた期間が長いと思うので、すごいうれしいですね」。1組前をプレーしていた植竹は、高橋のホールアウトをグリーンそばで見守り、ハグで祝福した。

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