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5戦3勝の強さ 西郷真央の足裏に確変中の好調ぶりが見えた【辻にぃ見聞】

5戦3勝の強さ 西郷真央の足裏に確変中の好調ぶりが見えた【辻にぃ見聞】

配信日時:2022年4月5日 11時00分

コロナ禍で入国制限などがあり、本来の調子を出し切れていない韓国選手たちだが、今大会3位タイに入ったペ・ソンウについては「いい状態でツアーに入ってきています。ボールも体もねじれていません。これからに注目です」と辻村氏。

そして「堀琴音選手は今季複数回優勝が見えてきました。初日4オーバーから日ごとに順位を上げて、4日間終わって見ればトータル7アンダーで西郷選手と1打差の2位。彼女の持ち味の攻めるゴルフができています」と続けた。

今季3戦目の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で堀が優勝を遂げたときに、「引っかけないフェードボールが打てている。ボールがつかまったとしても、ストレートに収まるので計算がしやすいのだろう」と辻村氏は評したが、堀自身も「フェードをマスターできたのは大きい」と話していた。確変中の西郷をおびやかす存在となるのではないだろうか。

ぺ・ソンウと並んで3位タイでフィニッシュした菅沼菜々のプレーも、アマチュアには大いに参考になると辻村氏はいう。「菅沼選手は終始リズムよくプレーしていました。やるべきことをしっかり整理して、できることに専念していました。それが結果につながったのです」と、マネジメント技術の重要さを話した。

「できることに専念する」。当たり前のことだが、それを徹底できるかできないかが、プロとアマチュアの違いなのかもしれない。

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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