西郷真央の揺るがないドライバースイング【写真】
■コース自体の難しさがメジャー級
「難しい」と選手の誰もが口にする葛城ゴルフ倶楽部。アンジュレーションの強い高速グリーンは、ちょっと油断をすればプロといえども3パットは逃れられない。優勝した西郷も最終日の17番ホールで「バーディを狙って入れにいったら、3パットしてしまいました」と言っていた。
名匠・井上誠一設計のコースはボールの落としどころを点で要求し、プレーヤーのショット力を試してくる。そして葛城特有の風が挑む者を翻弄する。
「選手たちは自分の中のトップコースというものを持っているものです。葛城ゴルフ倶楽部はまさにそのコース。コース自体の難しさがメジャー級で、マネジメント技術が試されます。葛城をどう回るかは、選手たちのモチベーションになっています。過去にダメだったことを思い出し、自分の成長ぶりを確認しながらラウンドするので気持ちが入ってしまうコースなんです」と、辻村氏。
