3月3日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける今季の国内女子ツアーで、今年もフレッシュなルーキーたちが本格的にプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。そこで昨年末に行われたQTで上位になり、レギュラーツアーを主戦場に戦う選手を紹介。今回は桑木志帆（QTランク13位）。

桑木も参加！昨年のJLPGAアワードで女子プロたちがドレス姿を披露！

昨年末に行われたQT最終ステージで、とんでもない逆転劇を見せたルーキーがいた。それが桑木だ。2日目を終えた時点で71位タイだったが、3日目に「65」をたたき出し17位タイまで急浮上。その時は「エースが悪ければ使おうという戦略。お守りですね」と、パターを2本バッグに入れる“奇策”を打ち出し、上位通過の足掛かりにした。

出身地は岡山県。岡山理大付高を卒業し、昨年6月のプロテストに一発合格。現在は倉敷芸術科学大に通う現役女子大生プロでもある。昨年12月に行われた「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」では、プレーオフで内田ことこを下し優勝。“93期生No.1”の称号を勝ち取った。

「私の1個上、2個上の先輩がすごい活躍をしているので、私も早く優勝争いに加われるように、しっかり練習して臨みたい。トレーニングと、ショートゲームが下手くそなので、重点的にやりたいです」というのを課題に、この冬を過ごしている。憧れは同郷の先輩でもある渋野日向子。ドライバーの平均飛距離250ヤードを誇る19歳は、その爆発力も証明済み。スケールの大きいゴルフで初優勝を目指していく。

■桑木志帆（くわき・しほ）
出身地：岡山県岡山市
生年月日：2003年1月29日、19歳
出身校：岡山理大付高（倉敷芸術科学大在学中）
身長：164センチ
体重：57キロ
血液型：A型
ゴルフ歴：4歳〜
最終プロテスト受験回数：1回
1W平均飛距離：250ヤード
目標とするプロゴルファー：渋野日向子
アマチュア時代の主な戦歴：17、18年「中国女子アマ」優勝、20年「山陽新聞レディースカップ」、21年「フジサンケイレディス」ベストアマ