「今はアマチュアランキングが出るので、その成績などに応じて、ボールの支給個数を決めていて、あとは一定基準の成績までいったら、ゴルフクラブの支給の対象にするというグレードは決めてあります。それに応じてJGA(日本ゴルフ協会)のアマチュア規定(ボール24ダース、クラブは1セット)の範囲の中で決めています」
この1月から、このJGAのアマチュア資格規則のモニター契約の規定が撤廃されたことで、今後はこのサポートの仕方にどのような違いが出てくるのだろうか。
「例えばウエアに関しては、アマチュア資格規則の改定により、スポンサー企業の表示が可能になりますが、高校生や大学生に関しては高ゴ連(日本高等学校・中学校ゴルフ連盟)や学連(日本学生ゴルフ連盟)に所属していますので、その連盟のユニフォーム規定によって表示の内容がルール化されると思います。私たちメーカーは、そのルールに則って動くことになります」
新しい『アマチュア資格規則』は、これまでの規定にあったさまざまな制限を撤廃することで、アマチュアの資格を分かりやすくしたといわれるが、ゴルフメーカー側からすると、当面はいろいろ分からない部分が出てきそうである。(取材・文 / 古屋雅章)