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「こんな低い目標を言うことになるなんて」 成田美寿々が語る“異変”“不振”そして“今後”【女子プロ逆襲の2022年】

「こんな低い目標を言うことになるなんて」 成田美寿々が語る“異変”“不振”そして“今後”【女子プロ逆襲の2022年】

配信日時:2022年1月7日 07時30分

成田美寿々が苦しかった2020-21年を振り返る
成田美寿々が苦しかった2020-21年を振り返る (撮影:佐々木啓)
ツアー通算13勝。2014年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」ではメジャー制覇も成し遂げている成田美寿々にとって、20-21年シーズンは苦しみのなかをさまよう時間となった。ケガ、そしてイップスから来る大不振により、優勝はおろか、賞金ランクで102位に沈むなど低迷。そんな長いシーズンを終えた29歳に、昨年末に行われたウェア契約を結ぶブランド『ブラック&ホワイト』のイベント後、“逆襲”に燃える胸のうちを聞いた。

成田美寿々の左スイング練習法!?【動画】

■突然襲ったアクシンデントが苦闘の入り口に…

国内女子ツアーの第一線で活躍を続けてきた実力者をアクシデントが襲ったのは、本来なら20年シーズンが開幕するまであと1カ月という2年前の2月のこと。トレーニング中に、その後のプレーを大きく左右する腰痛を発症してしまう。結果的に新型コロナウイルスの影響で大会自体が中止となり、ツアーも停止状態となったが、このケガが長く暗いトンネルに入りこむきっかけになった。

―腰痛発症の瞬間
「トレーニングでスクワットをしていた時に、“バキッ”って。これが最初に腰を痛めた瞬間でした。もともと少し痛みはあったなか、『できるだろう』と思っていたら“バキッ”。そこから曲がらなくなってしまって、これがすべての発端ですね」

―ちょうどコロナがまん延し始めた頃の話
「そうです。すぐに病院でレントゲンを撮って、MRI検査をしたけど、原因が分からなくて。ヘルニアでもないし、何もないけど痛いという状態。ただ病院に行くのも(コロナで)怖い。トレーナーにも会えないので、外に出て誰かに見てもらうこともできず。確かに体を休めることはできたけれど、根本的な治療はまったくできず、今振り返るとそれがよくなかったのかなと思っています」

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