“自分の色”を発揮！原英莉花が21年初Vに王手　勝負服に込められた意外な理由　

＜大王製紙エリエールレディスオープン　3日目◇20日◇エリエールゴルフクラブ松山（愛媛県）◇6545ヤード・パー71＞

オレンジ色のウェアが、紅く色づいた木々が立ち並ぶコースで一段と映える。原英莉花が“自分の色”を出して、トータル14アンダーの単独トップに躍り出た。

エリカさん、スーツ姿もお似合いですよ！

奪ったバーディは7つ。1番で“おはようバーディ”を奪うと、3番パー3では18メートルの大きく切れるフックラインのバーディパットを沈めて早朝のコースを盛り上げた。「出だしからいいスタート。3番では寄せようと思ったパットが入って、いい流れを作れました」。5番、7番では「もったいない」と振り返る3パットのボギーも叩いたが、それくらいでは途切れない勢いを感じさせる一日だった。

大会開幕前に、師匠のジャンボこと尾崎将司のもとを訪れてもらった『振り切りが悪い』というアドバイスもしっかり生かした。「フェアウェイに置こうと思うとタイトになってくるホールも多いけど、OBにならないくらいで振り切るようにやっています」と、インパクト後の動きは徹底している。さらにコース内でキャディとともにたてるマネジメントも冴え、初日は自己ベストの「64」。そしてムービングデーに「66」をマークした。

さらに“心理面”も、好プレーを後押しした。この日着用した目にも鮮やかなウェアにはこんな理由が。「カラー診断みたいなものがあって、それで自分はオレンジがいいという結果が出ました。DNAから導き出されるもので、興味があってやってみたんです」。