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勝みなみは惜敗も「攻めた結果、悔いはなし」 収穫のあったプレーオフに涙もなし!

勝みなみは惜敗も「攻めた結果、悔いはなし」 収穫のあったプレーオフに涙もなし!

配信日時:2021年10月17日 15時58分

雨のプレーオフで敗れた勝みなみ しかし悔いはない
雨のプレーオフで敗れた勝みなみ しかし悔いはない (撮影:上山敬太)
<富士通レディース 最終日◇17日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679ヤード・パー72>

降雨によるコースコンディション不良のため、36ホールの短縮競技となった本大会。前日までの予選2日間を終え、12アンダーで首位に並んだ勝みなみと古江彩佳のふたりは、16番パー5、17番パー3、18番パー4の3ホールのストロークで競われるプレーオフに臨んだ。

けさのコースの状況…これはゴルフにならなそう【大会フォト】

最終日の中止が決まったのが午前10時45分。その後も強い雨は降り続いたが、いくぶん雨が弱まり始めた午後1時にプレーオフが開始された。ふたりだけの短期決戦で勝利したのは、17番でバーディを奪った古江だった。「古江さんがうまかった。17番(170ヤード・パー3)でバーディを獲られたらあきらめがつきます」と、やさしい笑顔で話した勝。そこに敗者の涙はなかった。

この日の17番はエッジまで150ヤード、ピンは左奥で182ヤードのセッティング。風は強いアゲンストで、大粒の雨が横殴りに降りつけている状況だった。古江は右からのドローでピン左2メートルにつけてバーディ。一方の勝は、右奥のピンに対してグリーン左奥ピンまで20メートルにつけた。そこからナイスタッチで50センチに寄せてパーを獲るには獲ったが、「あの場面であそこにつけるのはスゴイと思いました」と勝者を讃えた。

「昨日までと違って今朝は寒くて、でもやれるかもとも思っていました。中止が決まってプレーオフになると分かったときは、それはそれで頑張ろうと切り替えました。厳しい状況だけど楽しまなくちゃいけない。楽しくゴルフをやるというのが、私が目指していること。それを崩したくありませんでした」。悔しいのはもちろんのだが、それ以上にやり切った充実感が表情に出ていた。

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