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渋野日向子95Y⇒52°、88Y⇒54°、108Y⇒46°「4本ウェッジで1、2Yを打ち分けられた」【勝者のギア】

渋野日向子95Y⇒52°、88Y⇒54°、108Y⇒46°「4本ウェッジで1、2Yを打ち分けられた」【勝者のギア】

配信日時:2021年10月11日 12時00分

精度抜群のウェッジショットでプレーオフを制した(撮影:村上航、代表撮影)
精度抜群のウェッジショットでプレーオフを制した(撮影:村上航、代表撮影)
<スタンレーレディス 最終日◇10日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6592ヤード・パー72>

首位に並んだ渋野日向子、アマチュアの佐藤心結、木村彩子、ペ・ソンウ(韓国)ら4人によるプレーオフ(18番パー5繰り返し)が行われ、2ホール目でバーディを奪った渋野が2年ぶりのツアー通算5勝目。ツアーでは15年ぶりとなる4人でのプレーオフというエキサイティングな展開で、渋野は勝利した瞬間、両手で顔を覆って歓喜の涙を流した。

渋野日向子の最新スイング

18番の3打目でドラマが起きた。佐藤の不運なピンショットもあったが、渋野は正規の18番だけでなく、プレーオフでも鋭いウェッジショットを連発。正規の18番は残り95ヤードを52°で1メートル、プレーオフ1ホール目は残り88ヤードを54°、プレーオフ2ホール目は残り108ヤードを46°で1.5メートルにつけた。

「バックスピンがかかるピン位置だったので、ワンチャン奥につけたら入るんではないかと、2ヤードくらい奥につけるように考えていました。見事にプレーオフでもいい感じに打てたので、それができるのは4本入れたウェッジのおかけで1、2ヤードを打ち分けることが出来たと思います」(渋野)

また、今大会の平均飛距離は259.667ヤードの2位。これまでフラットトップへスイング改造してきたが、当初は距離が落ちたことを揶揄する声も多かった。が、見事に結果で自身の正しさを証明。さらに今週は「今までめちゃくちゃ遠くをターゲットにしていた」アライメントの取り方も「1メートルくらいの芝」と近くしてショットを向上させていた。

「ドライバーがしっかり振れて、距離が出せる。後半は、自分が練習してきたウェッジが使えるホールが多いので、多くのバーディを取ることができた。それだけウェッジが打てる距離にドライバーをもってくることが出来ていることが嬉しいですし、ここでバーディを取れるようになったことも嬉しいです」(同)

渋野の13本をサポートする、フジクラのツアー担当者も復活Vに大喜び。「今年1Wシャフトを『スピーダーNX』に替えたのは『ベンタス』と同等のインパクトの強さと、中間部がしなるやさしさを両立できたから。『NX』は先端部分のトルクを締めていますが、その効果で渋野プロは自身のパワーがインパクトで逃げずにボールに伝わる感覚を気に入ってくれています」(同社ツアー担当)

【渋野日向子のクラブセッティング】
1W:ピンG410 PLUS(9°スピーダーNX50S)
3,7W:ピンG425 MAX(14.5,20.5°スピーダーNX60S)
5,6H:ピンG425(26,30°TR HYBRID 75S)
6I〜9I:ピンi210(MCI 80R)
A,SW:PING GLIDE3.0(46,52,54,58°MCI105 MILD)
PT:ピンSIGMA2 ANSER

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