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渋野日向子が2年ぶりVに涙止まらず 「最近の調子なら19年の自分を超えられる」取り戻した自信で4人のプレーオフ制す

渋野日向子が2年ぶりVに涙止まらず 「最近の調子なら19年の自分を超えられる」取り戻した自信で4人のプレーオフ制す

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年10月10日 16時08分

<スタンレーレディス 最終日◇10日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6592ヤード・パー72>

2年ぶりにシンデレラの笑顔がはじけた。2打差の5位タイから最終日を出た渋野日向子だったが6バーディ・2ボギーの「68」でラウンド。トータル10アンダー・首位タイでホールアウトすると、4人でのプレーオフを制して、2019年の「大王製紙エリエールレディス」以来となるツアー5勝目を飾った。

渋野日向子の涙…

前半わずかにバーディパットが決まらないもどかしい展開が続きながらも、1つ伸ばして後半へと入った渋野。折り返してすぐの10番でこの日最初のボギーを叩いたが、11番で3打目をお先の距離につけてバウンスバックを決めると、13番、14番と連続バーディを奪い、首位と1打差まで詰め寄る。

15番でピンまで残り89ヤードの2打目を大きくショートしてバンカーに入れると、寄せきれずボギー。暗雲が立ち込めたが、次の16番でチップインバーディを奪ってバウンスバックを決めると、最終18番パー5で3打目を1メートルにつけてバーディ締め。首位に追いついて木村彩子、ペ・ソンウ(韓国)、アマチュアの佐藤心結(みゆ、明秀学園日立高3年)とのプレーオフに突入する。

18番で行われたプレーオフ1ホール目では、もう少しでイーグルというスーパーショットでバーディを奪った。ここでは木村が脱落し、3人となった2ホール目。フェアウェイからの3打目をピン奥1.5メートルにつけると、これを沈めてバーディを決めた。佐藤、ソンウがバーディを奪えず、優勝が決定。その瞬間一気に涙があふれた。

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