小祝さくらは「ティショットがカギになると思います」と2打目への布石をポイントに挙げる。「ラフに入ると刻むのを考える状況になってしまうので、まずはフェアウェイキープをしたいです。ティショットを集中して打たないといけない」。ちゃんとフェアウェイに置ければ、風向き次第で3番ユーティリティあたりの番手でグリーンに乗せられるというが、「ラフに行ったときにどうするかを考えないといけない」とミスも想定する。
稲見も「本当に難しいホール」という。「距離が長いのと、右側にずっと池があるので、ティショットをフェアウェイに置いてそこからうまく攻略ができればいいなと思います」。飛距離の出る原英莉花はドライバーを握る構えだが、「前回は(ドローボールでいまと)持ち球が違いましたが、フェアウェイに行った記憶がない(笑)。しっかりフェアウェイを捉えないと難しい」とラフに行けば3打目勝負も辞さない。
そして、17番で涙を飲んだ堀は「あの時より飛距離が少し伸びている。きょうも2オンした。フェアウェイにちゃんと置ければ、天候次第ですが2オンを狙っていけたらいいなと思っています」と攻める姿勢を明かした。
前回大会最終日、17番ホールの平均スコアは4.7500。バーディを奪った選手はゼロだった。パーオンに成功した選手は64人中わずかに10人だけ。当然難易度は1位だ。4日間トータルで見ても平均スコアは4.7833で、バーディはわずかに10個だけと難易度はツアー最上級。今年も難攻不落のホールが選手に牙をむく。