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難しさを感じた逃げ切り優勝 西村優菜が魅せたセルフコントロールのうまさ

難しさを感じた逃げ切り優勝 西村優菜が魅せたセルフコントロールのうまさ

配信日時:2021年9月26日 17時51分

崩れそうになるも…持ち直すあたりは並のルーキーではない
崩れそうになるも…持ち直すあたりは並のルーキーではない (撮影:鈴木祥)
<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇26日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6591ヤード・パー72>

「すごく苦しい」「すごく難しい」……。4勝目にして初めて逃げ切り優勝を遂げた西村優菜。最終日、5打のリードを持ってスタートし、追われる立場”の難しさを感じながら、2位の淺井咲希に3打差をつけて逃げ切った。後続に飲み込まれてもおかしくない状況でもセルフコントロールのうまさを見せた。

学ぶところがたくさん!西村優菜のドライバースイング【連続写真】

2位に5打差のリードがありながら、前半は「自分の中ではすごく緊張しましたし、自分のプレーに集中できませんでした。なかなか流れがつかめなくて……」。4番でバーディ先行とするも、5番で今大会初のボギーをたたいて後退。続く6番ですぐに取り返したが、前日イーグルを奪った「バーディを取りたいホール」の8番パー5でボギー。「8番で取れずにちょっとショックでした」と焦りを生む。「66」「65」と並べた2日間とは違い、自分のゴルフができていなかった。8番を終えた時点で原英莉花に2打差、淺井に3打差に詰め寄られる。

9番パー4は、175ヤードの2打目をアゲンストの風にあおられて、30ヤードショート。3打目は2.5メートルオーバーしてボギーのピンチ。「ここをしっかり耐えないと今日は流れがこない。しっかり決めよう」。集中力を増して打った下りのフックラインを見事に沈めてパーセーブ。「いいパーで気持ちを切り替えられた」とサンデーバックナインに向かった。

「よしここから」と気持ちを込めた後半。目標スコアを「2アンダーか、3アンダー」に設定。「14番(パー5)でバーディを取りたいと思いました。ただ、それをすごく考えてしまうと、そこで取れなかったときに逆にメンタルが難しくなってしまいます」。パー5や短いパー4などでバーディを計算してしまいがちだが、西村は目の前の1打に集中した。

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