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トラスの次に来る!? 国内女子ツアーでパター用カーボンシャフトが増えている【ツアー担当に聞く】

トラスの次に来る!? 国内女子ツアーでパター用カーボンシャフトが増えている【ツアー担当に聞く】

配信日時:2021年9月2日 12時00分

カーボンシャフトがじわり流行中
カーボンシャフトがじわり流行中 (撮影:村上航)
稲見萌寧をはじめ、菊地絵理香、堀琴音、若林舞衣子といった今年の優勝者がことごとく使っているのがテーラーメイドの『トラス』シリーズパター。プロに渡す在庫がなくなりそうになるほどの流行を見せているが、その裏でじわりじわりと使用者が増えているのが、藤倉コンポジットのパター用カーボンシャフト『MC PUTTER』だ。同社のツアー担当・貞包聡介氏は「今は10人ほどの選手が使ってくださっています。ここ何週間かで一気に増えましたね」という。

稲見萌寧と菊地絵理香のトラス 三角形の大きさが違います

先週の「ニトリレディス」で初めて最終日最終組に入った鶴岡果恋もその一人。最終日にスコアを崩したが、3日目までの1ラウンドあたりの平均パット数は28.66だった。今季の平均が29.9245だから1打以上も縮めていた。その鶴岡はこのニトリから『MC PUTTER X-FIRM(エクストラファーム)』を投入していた。

貞包氏は「鶴岡さんは渡してすぐに“めちゃくちゃいい”と言ってくれました。すごく転がりが良くなり、それによってストロークも小さくてすむ。だから、安定するんです。順回転でいくので曲がりも少ない。何よりもトルクが少なくネジれないので、ヘッドの重さを感じられる。そういったところが、今年少し重たかった小樽CCのグリーンでもはまってくれたのではないでしょうか」と分析している。

また、同大会で5位に入った勝みなみも愛用。今季1ラウンドあたりの平均パット数1位のパター巧者は『トラス』と『MC PUTTER X-FIRM』の組み合わせだ。

「勝さんは“転がりがいいから返しが100%入る”と言ってくれました。ロングパットも返しを恐れずにしっかり打っていける。パット数も良くなりますよね」

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