王者の貫禄 申ジエがこのガッツポーズ【大会フォト】
■“日本らしさ”が現れた難関グリーン 滝のCCの難しさ
例年の鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)から舞台を変え、今年は北海道の滝のカントリークラブで初開催。アップダウンが激しい山間部のコース、初日から強まる風に多くの選手が悩まされたが、その難しさのひとつは、“日本らしい”グリーンにある。
「まず傾斜がキツく、基本的には上から速く、横から曲がる、下からは重いというグリーンです。その中でピンの手前をキープしつつ、どこまで突っ込んでいけるかの勝負でした」と辻村氏。手前に向かって傾斜があり、上から下に速いというのが日本のコースに多いグリーンの特徴。「海外だと四方に傾斜があって、何面かに分かれているコースが多いですが、日本の場合、まず上から下に速いという特徴」と、本コースでも上につけると難易度の上がるホールに多くの選手が苦戦した。
4日間の1ラウンド当たりの平均パット数を見ると、決勝に残った75選手中、7割以上の55選手が30パット超え。さらに、ホールごとの平均パット数を見ても1.9回を超えるホールが10ホールと難しさが伺える。
