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3年前にツアー会場で聞いた堀琴音“22歳の決断” 初優勝を支えたコーチ、先輩プロの存在

3年前にツアー会場で聞いた堀琴音“22歳の決断” 初優勝を支えたコーチ、先輩プロの存在

配信日時:2021年7月12日 11時30分

初優勝を決め、原江里菜の胸に飛び込む堀琴音
初優勝を決め、原江里菜の胸に飛び込む堀琴音 (撮影:佐々木啓)
ニッポンハムレディスクラシック 最終日◇11日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6763ヤード・パー72>

2018年7月に行われた「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」の第1ラウンド後、そこまでのシーズンベストとなる「71」でラウンドを終えた堀琴音に会場で話を聞いた。このスコアがベストという事実については「恥ずかしい」と苦笑いを浮かべたものの、その後に自らがくだした“決断”についての話しをしていたときの表情は明るかった。

優勝スピーチでも大号泣【大会ライブフォト】

この時は、2週前にジュニア時代から長年ゴルフを学んだコーチのもとを離れ、現在も指導を受ける森守洋コーチとともに再スタートを切った直後だった。「これまでの人生のなかで、自分で何かを考えたことがなかった。(コーチをかえたのは)22歳になって初めての大きな決断です」と“心機一転”の時を迎えていた。このコーチ変更により、親元を離れ拠点を兵庫から東京に移した。

そしてこれが、3年後の7月、北海道で若林舞衣子との3ホールにわたるプレーオフを制しての初優勝につながる。ラウンド後の優勝会見で堀は、復調までの3年間を支えてくれた森コーチへの感謝を口にした。

「いっぱい習いすぎてここでは言えないくらい。スイング、技術だけじゃなくて、ゴルフに対する姿勢、気持ちの面も教えてもらいました。初めて会った時に、『私イップスですかね?』って聞いたら、『イップスじゃないよ。絶対に違う』と言ってくれたのが森さんだけだった。あの時、イップスじゃないんだってすごく楽になれたし、その言葉は、すごく鮮明に覚えています」

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