一方の稲見は最終日に伸ばせず、渋野との一騎討ちに持ち込めなかった。「この試合は最初から最後までショットがすごく調子が悪かった」と調整できず。それでも「調子が悪いなかで最低限予選通過というところはできた」とポジティブにとらえた。
いよいよ五輪代表決定まであと1試合となったが、目の前の試合に集中するというスタンスは変わらない。稲見も来週は古江同様にアース・モンダミンカップに出場予定。「オリンピックというよりも、ツアーはまだ何十試合もある。来週はそのうちの大きな試合の一つ。上位を狙ってまた頑張りたい」。あくまで、日の丸はツアーで奮闘した結果。その気持ちは最後まで変わらなさそうだ。