また、ユーティリティとの距離の差を埋めるため、5番アイアンを中空構造で反発性能の高い同社の「ミズノプロ フライハイ」にも変更した(6〜PWはJPX921ツアー)。この自信のクラブセッティングで、今年の自己ベストスコアとなる「67」をたたき出した。
さらにいうとドライバーにも工夫が。1カ月ほど前の原にはティショットが右に出る症状が出ており、「うまくつきあっていくしかない」とも話していた。しかし2週前の「リゾートトラストレディス」の週に、「アドレスのときドライバーが右に向くのが嫌だと、(契約する)ミズノさんに言ったらソールの形状を変えてくれた。後ろ側に高い部分があったので、そこを削ってもらって座りをよくしてもらいました」。すると違和感がなくなり、気持ちよく振り抜けるようになった。
この自信を持って握ることができるクラブとともに、今季3勝目を狙っていく。「自分の気持ちも入っているし、ゴルフの状態もあがっている。一打一打を大切にして、最終日に優勝争いがしたい」。ムービングデーに上位との差を埋めたい。(文・間宮輝憲)
