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黄金世代でプロ初優勝もその後未勝利 新垣比菜は世代7人目の複数回Vなるか

黄金世代でプロ初優勝もその後未勝利 新垣比菜は世代7人目の複数回Vなるか

配信日時:2021年5月29日 16時55分

リゾートトラスト レディス 3日目◇29日◇セントクリークゴルフクラブ(愛知県)◇6605ヤード・パー72>

久々に優勝争いに加わってきた。新垣比菜がムービングサタデーに7バーディ・ノーボギー・1ダブルボギーの「67」をマーク。スコアを5つ伸ばし、トータル8アンダー・2位タイと、トップの工藤遥加と1打差の好位置で最終日を迎える。

しなるような新垣比菜のスイング【大会フォト】

首位と7打差の11位タイから出ると、3番で2メートルを沈めてバーディ先行。前半だけで4つのバーディを奪うと、後半に入っても13番でカラーから10メートル、15番ではラフからチップインバーディを奪うなど様々なかたちでバーディを量産した。17番ではティショットを池に入れダブルボギーを叩いたが、18番パー5で2打目を左カラー3メートルにつける。このイーグルトライは惜しくも外れたが、最後もバーディで締め笑顔のホールアウトとなった。

ショットとパッティングの状態がともにいい。ショットはオフに打ち込んだ成果で今年に入って好調。「回転で打てるように、そして切り返しで右肩が突っ込む悪いクセがあるので意識して直しました。今年はテンポよく、リズムよく打てていてひっかからない感じがします」。そのショットは、2021年開幕戦から3試合連続でトップ10に入ったことからもよさが伝わってくる。

それに加えパッティングも大きく上向いた。今週のセントクリークゴルフクラブは、グリーンが大きくロングパットを求められることもしばしば。練習ラウンドではそれに何度も驚かされ、「ヘッドの重みを感じて、大きく引いてしなりを感じるようにしたら転がりがよくなりました」と感覚を合わせたことが、本番で生きている。この日のパット数は驚異の「21」。3日間通しても24.67と、起伏の富む難しいグリーンで2番目の数字を叩き出している。

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