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現在賞金ランク1位! 小祝さくらの勝てるアイアンは「左手の甲を背面に向けて振り抜く」

現在賞金ランク1位! 小祝さくらの勝てるアイアンは「左手の甲を背面に向けて振り抜く」

配信日時:2021年4月27日 18時25分

指2、3本分短く握り、左手の甲が上を向かないように、背面に向けて振り抜く(撮影:米山聡明、岩本芳弘)
指2、3本分短く握り、左手の甲が上を向かないように、背面に向けて振り抜く(撮影:米山聡明、岩本芳弘)
力のある男性なら、ドライバーで女子プロよりも飛ぶ人はいるかもしれない。しかし、地面の上にあるボールを、アイアンでしっかりスピンをかけながらキャリーを出すのは至難の業だ。賞金ランクトップを走る小祝さくらは、“スイングマシーン”と呼ばれる精度の高いアイアンショットでバーディチャンスを量産してきた。そんな小祝が、ゴルフ雑誌ALBAの取材に応じ、しっかり球を押し込めるインパクトについて話している。

薄くて長いターフ跡! 小祝さくらのアイアンショットがすごい【写真】

弾道計測器『トラックマン』で小祝の7番アイアンのデータを見てみると、入射角は4度のダウンブロー、スピン量は6817回転、キャリーは150.9ヤードとなっている。一般的に入射角は2〜5度、スピン量は番手×1000回転(7番なので7000回転)が理想といわれる。小祝はほぼ理想的なアイアンショットを打っていると言っていい。

小祝がアイアンショットで意識していることは、「極端に上から打ち込まないこと」だという。

「緩やかなダウンブローでヘッドを入れて、最下点の手前でボールをとらえると、強く球を押し込めます。インパクトでは手元が先行するハンドファーストの形でロフトを立てると、スピンがかかってボールが上がるんです」

アイアンではダウンブローにヘッドを入れるのが鉄則。かといって打ち込みすぎると、ボールを強く押し込むことはできない。実際に小祝のアイアンショットのターフ跡を見てみると、薄く長く芝が削れていることがわかる。これこそが精度の高いアイアンショットが打てた証拠。上から打ち込みすぎると、左向きの短いターフ跡となる。

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