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稲見萌寧のこん身ボギーセーブ 17番崖下から気合で残った

稲見萌寧のこん身ボギーセーブ 17番崖下から気合で残った

配信日時:2021年4月24日 19時00分

稲見萌寧がガッツボギーもあり、今週も優勝戦線に残った
稲見萌寧がガッツボギーもあり、今週も優勝戦線に残った (撮影:上山敬太)
<フジサンケイレディス 2日目◇24日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6439ヤード・パー71>

「日々追加されています(笑)」と疲れもピーク。疲労困憊だが、好調の稲見萌寧の勢いは止まらない。連戦でつねに上位争い。心も体も悲鳴を上げそうだが、今週も2日目を終えてトータル8アンダー。連日の「67」で、ことし4勝目が見えた。

これが稲見萌寧のピンチ場面 こんな崖下からのアプローチでした

この日はボギースタートから前半4つのバーディ。さらに15番でチップイン、16番でもバーディを奪った。こうして迎えた17番パー3だったが、超砲台グリーンの右下に落とすと、そこからのアプローチがグリーンをオーバー。左のピン位置に対して寄るはずもなく、ボギーパットを5メートル残した。

だが、そんな大ピンチでこのボギーパットをねじ込んだ。こん身のプレーに何度も拳を握りしめた。これで気合を入れ直すと、最終ホールもパーにまとめて、崩れることなく6バーディ・2ボギー。スコア以上に価値のあるナイスボギーだった。

このビッグプレーを「あしたにとって大事な一打かなと思います」と振り返った。簡単にダブルボギーを打たない稲見の強さを象徴するシーンだった。疲れていようが「誰にも負けたくない」と話し、座右の銘は『忍耐』。気持ちを切らすことなく、ふたたび優勝争いの大役を担う最終日。ナイスバーディ、そして優勝のガッツポーズが見られる可能性は高そうだ。(文・高桑均)

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