さくら色が似合う渋野日向子【写真】
今回はライバルといってもいい鈴木愛の存在について。韓国、米国で賞金女王の座に君臨したジエにとって、日本での賞金女王がかねてからの目標。日米韓の3ツアーでクイーンになった選手はいまだかつていない。そんなジエの野望にストップをかけているのが鈴木だ。
14年の本格参戦から賞金ランキングで一度もトップ5を外していないジエだが、大きなチャンスが19年だった。シーズンの終盤まで1位を走ったが、終盤に鈴木が怒濤の3週連続を果たし、逆転を許すと、最後には渋野日向子にも抜かれ3位に甘んじた。
常にお互いを意識する存在のジエと鈴木。ジエは鈴木についてひと言。「鈴木選手はすべてがうまい」と絶賛する。「パッティングだけでなくショットもすべてが上手。そんな鈴木選手のプレーを見ていて感じるのは鋭さです」。
いったいどういうことか。「プレー姿が堂々としています。そして、鋭い雰囲気をつくっていきます。その鋭さが周りにも伝わって、それによって競い合いが生まれて、相乗効果が生まれるんです」。幾度となく同組で戦ったジエならではの鈴木評だ。