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パー3で55ヤードもショート!? 渋野日向子の海外本格参戦への布石【記者の目】

パー3で55ヤードもショート!? 渋野日向子の海外本格参戦への布石【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年3月3日 17時00分

渋野日向子は火曜日の練習ラウンドで100ヤード以内を徹底練習!
渋野日向子は火曜日の練習ラウンドで100ヤード以内を徹底練習! (撮影:村上航)
<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇2日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>

2021年の初戦となる「ダイキンオーキッドレディス」。その指定練習日の初日から、渋野日向子は昨年との変化を見せた。6番アイアンを2本入れたセッティング、1.2メートルほどのスティックを使用したパッティング練習。もちろん、それらは東京五輪での活躍、そして米ツアーで戦うための準備にほかならない。

こちらは渋野日向子のドライバースイング【最新写真】

その変化の1つには、練習ラウンドの“回り方”の変化もあった。1番ホールから明らかにアプローチの数、パッティングの数が昨年よりも増えていた。特に驚いたのが8番のパー3。ティショットを打った渋野は、グリーンまで向かうと思いきやピンまで55ヤードの位置でストップ。そこからアプローチを打ったのだ。

いくら風が強い琉球ゴルフ倶楽部でも、55ヤードもショートすることを想定することはないだろう。そう思い、古賀雄二キャディに確認したところ、やはり「課題克服のためです」という返答だった。他のホールでもそういった100ヤード以内から打つ場面が見られた。それはつまり、ウェッジを持つ機会が多い米ツアーを見据えてのことだろう。

日本よりも全体的に距離が長く、且つグリーンのアンジュレーションがきつくコンパクションも硬いことが多い米ツアーでは、必然的にパー5の3打目でウェッジを持ってボールを止めに行くことが多くなる。いわゆる100ヤード以内で、いかにピンに絡めることができるのか。そこでバーディ数に大きな差がつく。

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