原英莉花と渋野日向子のじゃれあい【写真】
試合がなくなり、身動きも自由に取れない中、プロゴルファーそれぞれが、一人で24時間の使い方を考えて、トレーニングしたり練習したりすることが増えたのは、よかったのではないかと思います。
最近は、コーチなど誰かが必ず付きっきりでいないと練習できない選手も少なくありません。やるべきことを手取り足取りしてもらうのが当たり前になっている場合もあります。でも、人間は他の動物と違って未知の部分を探求し、考える動物。たくさんの情報や、教えられたことの中から自分に必要なものを選び、そこから自分で解釈することで初めて身に付きます。
今回のことは、若い選手たちにとって自分を見つめ直す機会になったはずです。今までずっと誰かに頼ってあまり考えることをしないできた人にとっても、そういう時間を持ったことは有意義だったはずです。
もちろん、人間の能力の開花には早い遅いがあります。すぐにうまく結果が出るケースと、そうでないケースがあるでしょう。早いほうが注目を浴びやすいのでいいように見えますが、人はそれぞれ。マイペースでいいのではないでしょうか。