辻にぃも絶賛!これが原英莉花の“豪快”ドライバースイング【連続写真】
■目を見張るほどアプローチ技術が向上
「最後も、やはり今年活躍した選手が上位に入りましたね。古江彩佳さん(2位)をはじめ、上田桃子さん、西村優菜さん(ともに3位タイ)、笹生優花さん(6位タイ)、渡邉彩香さん(10位タイ)。そのなかで日本女子オープンでも勝った原英莉花さんの優勝は、最近あまり調子がよさそうではなかったこともあって驚きました」
辻村氏は原のメジャー連勝について、こう感想を口にした。前週の「大王製紙エリエールレディス」会場で見た際、スイング面に少しバラつきがあることを感じていたという。実際その試合は、右ひざ痛のため途中棄権。さらに今週も原自身が「ショットが頼りにならず、ずっと不安でした」というほど、決していい状態とは言えなかった。そのなかでの圧巻の優勝劇。辻村氏は、そのカギが初日にあったと話す。
「初日の原さんのパーオン数は18ホール中9ホール。にもかかわらず5アンダーで回った。この数字を見ても、やはりショットはよくないですね。ただそのなかでアプローチとパターで踏ん張った。パット数は『22』で、ボギーはわずかに2つ。いかにグリーンを外した時でもパーをセーブし続けたか。この日に沈んでいたことだって十分に考えられる。初日に耐えることができなければ、優勝はなかったかもしれませんね」