あすは否が応でも緊張感がさらに高まる18ホールになる。そのためには最後まで100%の力で臨むことが最低条件になる。「もう少し余裕をもって、ご飯も食べないと。しっかり食べて、脳がしっかり働くようにしたいですね」。パーオン成功は18ホール中14ホールと、風があるなかでもコントロールを意識することでアイアンショットも安定。不安の残るドライバーも、「胸の開きが早まらないように」と修正ポイントは把握済みだ。そうなると最後まで戦い抜く体力、気力も優勝への大事な要素になってくる。
今年の国内最終戦は2位の西村優菜との1打差を皮切りに、10位までの11人が6打差にひしめく混戦状態になった。「気が抜けない」という意識もあるが、「それを考えると委縮してしまう。コンディションもピンポジも難しくなると思うので、差は考えずにコースと向き合うことだけを考えます」と、まずはしっかりと自分の世界に没頭することだけを考える。あすはおにぎり片手に、この4日間で最高のプレーを見せたい。(文・間宮輝憲)
