ただ、楽しむことは違っていても学ぶ部分は大いにある。「自分は自分と思っていましたが、楽しもうというよりは良い雰囲気で回るのは参考にしたほうがいいとコーチからも言われました。そして先週の最終日からやってみて、今週も不運でダボを叩いても、1つミスしても気持ちを切らさずにできています。いい方向に行っていると思います」とエッセンスを導入。その結果、『調子は悪くないのにスコアが出ない』という状況から脱してきた。
だからこそ、上位勢に若い選手たちがひしめく最終日にも「(若い子たちの)壁になろうという感覚はあまりない」とサラリ。「それよりも、歳を重ねてもいいゴルフができるということを見せたいですね」。最終日も若手にない経験を生かして、自分らしくぶつかっていく。(文・秋田義和)
