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修正力と決断力 西村優菜は史上4人目の偉業へ圧巻の7バーディ

修正力と決断力 西村優菜は史上4人目の偉業へ圧巻の7バーディ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年11月7日 17時30分

この実力は本物だ! 西村優菜が2週連続Vに望みをつないだ
この実力は本物だ! 西村優菜が2週連続Vに望みをつないだ (撮影:鈴木祥)
TOTOジャパンクラシック 2日目◇7日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6554ヤード・パー72>

西田智慧子、表純子、そして今季の笹生優花に続く史上4人目となる初優勝からの2戦連続優勝がかかる西村優菜が、2日目に「67」とスコアを5つ伸ばして首位と5打差のトータル8アンダー・7位タイに浮上した。

初優勝の立役者 先週のパターはこちら!【写真】

好スコアの要因は、ルーキーらしからぬ修正力と決断力。前半は「ショットがまとまらない」という状態が続いたが、ハーフターン時に「上体に力が入っている」と原因が判明。「ラウンド中の修正は難しいけど、いつも80%くらいで打っているショットを60〜70%くらいで振るイメージで行こう。とにかく下半身を動かさないとダメだな」と調整。そこからは持ち味のキレが戻りチャンスを量産した。

そのチャンスを決めたのが、オデッセイの『O-WORKS #1W』パター。前週の「樋口久子 三菱電機レディス」で優勝したときのものだが、今大会の初日は前週とは異なりグリーンが軟らかくスピードが出ていないことから「今週はしっかり打てないとバーディを獲れない」と2試合前の「富士通レディース」で使用していたどちらかというと弾き感の強いオデッセイの『トゥーロン』を再投入していた。だが、「初日よりも速さが出ていたし、ショートパットを自信を持って打てるほうがいい」とスパッと決断。見事3〜5メートルをことごとく沈めて、この日の7バーディに大きく貢献した。

また、ユーティリティも「ヘッドが小さくてつかまりのいいものがほしかった。今週はグリーンが軟らかいから強い球が出てもいい」と今週からキャロウェイの『エピック』を投入。16番でチャンスにつけるなど、こちらも狙い通りの活躍を見せている。

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